みなさま、こんばんわ。
次は私の好きな電車のカテゴリーです。
でも、頼まれものです。
まずは、加工のタネ車から。
マイクロの113系です。
超ド初期の製品です。
これを、「インバータークーラーを載せた房総の仕様にして欲しい」と、依頼されました。
さて、この製品ですが、
マイクロの国鉄型の電車の設計は「どこ見てんだ?」って言うくらい、よくもまぁこんな製品を世に出したものだと逆に関心するくらい、呆れた製品です。
特に、この近郊型のお顔・・・。
正面の窓の天地が高い、おでこが異様に潰れていて、しかも全体に低屋根・・・。
私なら、こんな製品をベースになんてしませんが(今ならアルファモデルのキットが無難ですね)依頼者が、これを持ってきたものだから、それはそれで、どうにかしましょう。
まずは、分解と、言いたいところですが、マイクロの製品は窓とか接着剤で、固定されてます。
まぁ、一応こんな会社のものでも完成品ですから、分解するということは概念にないのは理解できます。
ですが、マイクロの製品を加工ベースにするに、これが一番厄介なんです(だから、マイクロベースの加工はやりたくない)
で、ネットで調べたら何とかなりそうなので、試しにやってみます。
右の白いものですが、ネイルアートの装飾品?を剥がすリムーバーです。
さすがに自分が買うのは恥ずかしいので(ネイルアートは女性の方がやるものですから)会社の女の子に買ってきてもらいました(笑)
これを接着剤を剥がしたいところに流し込めば剥がれるみたいなことが書いてあったので、試してみると、何とか写真のように窓ガラスパーツの接着剤が剥がれ外すことができました。
車体の方はリムーバーによる車体の変形はなさそうです。
元の塗装はどーせー剥がすのだから、溶けてもいいのですが。
そして、無事に6両分の窓が外れたので、IPA(水抜き剤)へ。
マイクロの塗料は半日くらいで落とせるのがいいですね。
まずは、ベンチレーターの取り付け穴やパンタの取り付け穴を埋めます。
そして、ヤスリで平らに仕上げ、やっと生地ができました。
マイクロもここまでやるのが大変です。
ですが、車体の色や無駄なパーツ(形がおかしいベンチレーターとかアンテナ)を全て落とすと、トミーやカトーと比べてはいけませんが、それでも何とか113系として見えなくもないような・・・。
マイクロさん、色なんて塗るの止めて車体キットで売ってくれ(笑)
この、どーしょーもないこの113系みたいなものが、どう変わっていくのか?
乞うご期待!
今日は、ここまで。
では、また。